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アスリートの引退

昨日、ヤクルトスワローズの選手兼任監督古田敦也選手が、
ホーム神宮にて引退式を行った。
思えば20年近く前、親父が巨人ファンだったという事だけで気付けば巨人ファンになっていた私。
アイデンティティーの目覚めと共に、巨人ファンを卒業し、自らの意思でヤクルトファンになりましたと宣言した1988年。
関根さんが監督をし、無理くりサードに長嶋Jr.を使い続けていた頃、勝負を度外視した野球に共感を覚え、
勝ち負けだけが野球じゃねぇ!と、思っていた矢先。
球団は根っからのパリーグ人、野村克也を監督として招聘した。
おいおい!俺達は勝つ為だけの野球を求めてはいないぜ!と、
全面否定から入り、その野村ヤクルトの象徴が古田選手であった。
その後、皆様もご存知の通り、ヤクルトは常勝軍団となり、
根っからのパリーグ人であった野村監督は、青山という土地柄に染まり、
全身ベルサーチという、現役時代からは想像もつかない程、垢抜け。
メガネの新人キャッチャーは、Mr.ヤクルトと言って良い存在に変貌していた。
因に、その当時に結成したボンバーマンズという、我々の野球チームで私が背中にしょった番号は27番である。
もう立派なファンになっていたということだ。
そんな勝つ事を前提にしないチームを、勝つチームに変えた監督、
そして、そのチームの中心的頭脳の御陰で、
巨人ファンであった時代には、味わえなかった感覚を感じる事が出来た。
我々が憧れるアスリートが、プレイし躍動する一挙手一投足を直に感じられる感覚。
優れたものは凄い。秀でた才能には拍手を送る。
その頃から、決してアスリートに対して罵声は浴びせなくなった。
ドイツワールドカップの柳沢でさえも。。。
それ以降というもの、私は何処のファンでもなくなっていた。
純粋にスポーツを愛し、アスリートのファンであるという立場をわきまえたのである。
その感覚も、ヤクルトが私がファンになって初めて優勝した。
常勝、森西武との日本シリーズからであった。
是非時間のある方は、Number Videoから出ている日本シリーズ特集を二年連続で見て頂きたい!
二年連続で、凄まじい日本シリーズを展開している。
その中心には、間違いなく彼がいた。
その後も、順風満帆な選手生活を過ごし
企業人の馬鹿共の御陰で、一球団を消滅させるという無責任な英断に選手会長として断固として立ち向かい
やむを得ず、本意ではないストライキを行なわなくてはならなくなった時の涙。
選手として以上の活動強いられ、選手であるが為にその間もグランドに立ち続けた選手。
記録だけではない選手であった事は言うまでもない。
恩師、野村監督が言った。
「キャッチャーは年を取ればとる程円熟味を増すポジション。球がセカンドに届いているうちはやめちゃあいかん!」
と、これまた私の心をくすぐるアスリートコメントではあるが、
現段階の環境でなら、相当に難しい事だと思います。
もっと大事にしろよ!大切な選手を!!
企業人。君達の変わりはいるけど、アスリートの変わりはいないんだぜ!

お疲れさまでした!
また神宮で会いましょう!!

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