11月15日。
に、
チップが死んだ。
そう、実家で飼っているチワワ。
二匹のうちの一匹。
マシュマロみたいなマシュと
チョコチップみたいなチップ。
2人はいつも仲良しで
色も性格も人付き合いも全く違う。
マシュはぽっちゃりしてて、小スプーン3弱のドッグフードを数秒でたべ、食べてる時は凶暴化する。
それに代わりチップは小柄で小スプーン2弱でさえかなり時間がかかるもんだから、マシュに取られないように2人の間に柵をしてあげないといけない。
たまにチップは食べるのを諦める。
チップは諦めるのが好きみたいで
散歩に行っても途中で歩くのを諦める。
仕方がないからその時はいつもわたしの肩に乗せて散歩をする。
マシュが楽しく歩いているのを上からいつもチップは見下ろして時折眠っていた。
チップは人が好きだった。
知らない人のところに直ぐに近寄ってはいい顔をする。
そんな愛嬌のいいチップにはいつも人が戯れていた。
そんな様子を人見知りのマシュが遠くから羨ましそうにいつも見ているのをわたしは眺めているのが好きだった。
寒いのが苦手なチップは冬になると暖かいところから決して動こうとしない。
コタツに入れるチャンスがあるのならすぐさま入って寝る。
周りのことなんて気にしない。
表情の豊かなマシュに対して
喜怒哀楽の少ないチップはいつもとぼけた顔をしていた。
それなのに、ケンカをすると強いのはいつもチップだった。
どんな時も2人は一緒にそこに居た。
そんなチップが突然、天国へ行った。
最後に会ったのは今年の夏。
いつも通り元気でとぼけた顔だった。
親から送られてきた最期の写真と立派なお墓の写真で現実を受け止めました。
今度帰った時には
チップには会えない。
その代わり立派なお墓にお花を植えよう。
そうしようと思う。
何度も何度でも
チップとの思い出を思い出そう。
そして
ひとりぼっちになったマシュを
チップの分まで大事にしよう。
ありがと。
チップ、ありがとう。
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