ブリオンヴェガ墓地へ出発。
自分にとってイタリア最大にして最後のイベントになる。
建築は好きだが、専門的な知識はない。しかしイタリアを調べているとすぐに出てくるカルロ スカルパという建築家。彼の作品を見たルコルビジェは「これは美しすぎて建築ではない。」と表現したという。
その中でもブリオンヴェガ墓地は有名で、小さな田舎町の共同墓地に建てられたブリオン夫妻のための墓地である。
あるものはこう言った。「門を抜けたら、天空に来ていた。」
行こう。
天気予報を見るとイタリアに来て初めての雨。イタリアと言えど北に位置するVeneziaはまだ寒い。しかしこの旅始まった時から決めていた、Veneziaに着いたらすぐにBrion-Vegaに向かうと!イタリアの雨は珍しいと聞いたことがある。ということはむしろ歓迎されているのではとも思いつつ準備を整えた。
スカルパ自身のお墓もBrion-Vegaに寄り添うように造られている。彼は仙台に来日中階段から転落し、この世を去った。
自分は死んだ後、誰かに何かを与えることができるだろうか。
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