ブルガリア、カザンラクという街。
バラの谷と呼ばれるこの街の周辺で年に一度開催されるバラ祭り。
綺麗なブルガリアの少女達が伝統的な服装を身に纏い、バラの花を摘み、少女たちが投げ上げた花びらは香りを楽しませてくれる。
ブルガリアは世界最大のバラ生産地。
バラの収穫はロマ(ジプシー)が働くことが多いと聞いた。
ロマは最近まで国籍の無い、放浪の民だった。
彼らは貧しく、伝統衣装に身を包んだ少女たちとは違い、よく焼けた肌に、素直な笑顔。
そして積んだバラはビニール袋に詰められ、重さを量られ,運ばれている。
裏側というものはこういうものだ。
そんなことは知ってるはずなのに、何かを考えてしまう電車のうたた寝直前。
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