写真はリスボンにある、「発見のモニュメント」。
ユーラシア大陸の西の果て。
ここから大航海時代が始まった。
アフリカ、アジア、北米、南米。もちろん日本にも。
かつて誰も見た事の無い海を、命をかけて挑んだ男達。
そしてそのほとんどが命を落とした時代。
約550年前。
イスラム教国との闘いや暗黒時代と呼ばれた時期が終わりを告げ始めた時、大航海時代は始まった。
もちろんこれは、ただロマンを追い求めただけの航海ではなかった。
新たな植民地を作り、国土拡大。航路を開拓し、商売、いわゆる金と権力の増大のための航海だった。
しかし!
実際に海に出る男達のウキウキは半端無かった事だけは確かだと思う。
金の為に!という考えがあったとは思う。
けれど、命は金で買えない事ぐらいは分かっていたはずだ。
その時代に、命をかける勇気と覚悟。
よく想像する。
遠い昔、旅人は何を想って旅していたのだろう。
命をかけた旅に何を見たのだろう。
今自分は何を見ているのだろう。
未来と過去。
そんなものは見えない。
今の自分だけ。
今ある勇気と覚悟。
命と張り合えるかどうか。
試してみたい。
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