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title: Dog society.

by : 宮本 万平
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お腹の調子が良くない。

トイレに行きたいけど、ちょっと我慢してみたらどうなるのか実験中。


今の宿には2頭の犬がいる。

一匹はビーグルが混ざっているような雑種と、インカ犬という手足としっぽ、頭しか毛が生えてない犬。


南米に来て驚いているのは野犬ももちろんいるけど、ペットとして買われている犬がかなりいるということ。

アジアやアフリカは野犬だらけだった。

それなりに共同生活は成立していた。 

日本のように犬と人間を隔離するような感覚はない。

アフリカでは子供達が野犬をからかい、吠えられ、追いかけられ、逃げ切り、そして爆笑していた。

犬側も噛んだら、人間によって自分達rの命が危うくなることを知っているとはいえ、自分の生活圏を荒らされ、怒っているだけに噛み付くこともあるだろう。

野犬がどんな菌を持っているか分からない。

大げさではあるけど、お互いに命をかけた追いかけっこである。

もちろん子供はそんなこと知ってか知らずかチキンレース感覚なのだろう。

それに比べ南米のワンコは野犬といえのんびりしている。

というか人間がトップだということを理解している。

猫すらもそれをしっかり理解している。

今朝、宿の屋上から街の周囲にそびえ立つ山々を眺めていた。

そして隣の家のワンコ達に気付いて観察した。

三頭いてハスキーに似た一頭はかなり老いぼれていた。

その家の住人がいないのか、もしくは頼まれているのか、隣のうちのおばあちゃんが残飯のようなものが入ったビニール袋を塀越しにいきなり投げ入れた。

すると一番若いであろうワンコが我先に駆けていき、かぶりついた。

と思ったら、そのビニール袋を口にくわえ、他2頭がいる犬小屋らしきところに持っていき、食べずに待った。

おそらく野生のオオカミなんかのなかでは常識なんだと思う。

けど人に飼われているワンコでここまで厳格に集団を意識している犬は初めて見たかもしれない。

若い子が餌を持ってきてくれなかったら老いぼれのハスキーは餌にありつけなかっただろう。


歳が上だから、偉い。

歳が下だから、劣る。

そういうことではなく、

お互いが思いやる心があれば年上を敬い、年下を可愛がる。

これが野生の厳しい環境で生きてきた集団のルール。

至極当然なことではないか。


社会は変化し続けていく。

それは子供達でなく、大人達が変えてきた。

そして子供達が変えていく。

子供達がよりよいと思う方向に。

最近は生意気なガキが多い。

ではなくて、よりよくしようと必死な子供達をもっとしっかり見るべきだ。

大人は自分が自信を持ってやってきたことを馬鹿にされているようで腹が立つのかもしれない。

実際、大人は必死で働いて社会をよくしようと努力してきた。

感謝しています。

そして子供達もそうしていく。

子供に余裕が無いのは当たり前。

大人も必死だろう。

けど子供達を受け止め、導いてあげれる余裕。

まず大人が歩み寄り、可愛がってあげること。

そんな大人にならなければいけない歳になってきた。

多くのかっこいい大人達を見てきた。

まだまだ修行が足りないのか、、、、。


トイレに行ってきます。

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