長くはっきり言って辛かった飛行機移動を終えて、兄とリマの空港で深夜合流。
今回の旅の始まりはいきなり三人からになった。
そして一睡もせずに朝になるのを待ち、一気にボリビアとの国境の街プーノに行くバスを探した。
空港のインフォメーションで聞いたバス会社のプーノ行きバスはことごとく満席。
週末ということもあるかもしれない。
諦めて素直に2日待つか、もがくか考え、もがく方を選択。
近くのバス会社を片っ端から回る。
するとまだ開店してないバス会社があり、プーノ行きのバスが出ているという。
荷物番と列に並ぶのは二人に任せ、自分はその間他のバス会社がないか探し、両替屋を探した。
結局開くのを待っていたバス会社でチケットを買った。
ちょっと高かったけど仕方ない。
時間が惜しかった。
現在プーノ。
23時間の移動。
バスはかなり快適で、アジアはともかく、アメリカのグレイハウンドなんかよりかなり綺麗で快適。
機内食もでてなかなか満足だった。
問題は高山病。
プーノに行くには一旦4000Mの峠を越える。
そしてプーノの街自体が約3900M。
富士山よりも高い。
自分はチベットに行った時に高山病は経験済み。
けどはるか6年も前の話、そしてあの辛さはちょっとした恐怖。
他の二人は富士山経験者と未経験者。
いきなりプーノに行くのははっきり言って賭けではあった。
到着直後、予想以上にみんな元気。
宿に入り飯を食い、二人はぐったり寝込んでしまった。
寝起きが一番症状が重くなるということで明日の朝が心配だ。
この旅まだ始まって大体4日。
早くも気付いたことがある。
仲間の大切さ。
一人で旅してたときは自分で全て決め、自分で責任を取ってきた。
今大切な仲間と旅しているとはっきりいって苛立つこともある。
けど、それよりも楽しいことの方が断然大きい。
リマの街に出た時、排気ガスと独特のニオイにはっきり言って気分が滅入った。
アフリカを思い出した。
一人でリマに来ていたら恐らく戦意喪失していた。
今回の旅の前に親父に
『お前の海外放浪の目的は達成されたんじゃないか?』
そう言われた時はっきり否定することが出来ないくらい、旅に対する力を失っていた。
ようは一人旅でやるべきことは大体済ませてしまったんだろう。
今プーノにいれるのも三人で役割分担し、知恵を出し合った結果。
それが今は純粋に楽しい。
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