クスコからマチュピチュまで7時間ほどバスに揺られ、3時間ほど歩く。
するとマチュピチュ遺跡の麓のマチュピチュ村に着く。
午後19時。
日も暮れ、ようやく辿り着いた街はオレンジの光に包まれ、線路を挟んでレストランが軒を連ね、とても幻想的な街に見えた。
まるで天竺に辿り着いたような気分。
村上春樹さんの小説、海辺のカフカという中に、
『想像力の無いやつは嫌いだ。』
という台詞がある。
今でもとても共感したことを覚えている。
ただ想像力が豊かな人でも余裕が無ければその力は発揮出来ないんじゃないか、、。
余裕を持っていればどんな場面でも想像力を働かせていろんな可能性を考えることが出来る。
旅だろうが、日常生活だろうが、仕事だろうがだ。
余裕が無い人間は、可能性を探りもせず決定した自分の意見を正しいと主張する。
余裕が無い為に人の意見を聞くことも出来ない。
余裕。
一つ一つ、一時一時を大切にしようとする姿勢。
と言い換えても良い。
ひと呼吸おいて、本当にこれでいいのか?
と自分に問えるか、否か。
それだけで世界は大きく変わると思う。
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