いい感じの鞄を軍放出系の店で購入した。
おじさんいわく、スイス軍の物で1955年の物らしい。
女性兵士用らしいけど結構大きい。
よく喋るおじさんは東ドイツ時代のことを話してくれた。
ある朝起きるとそこは東ドイツではなくなっていた。
自分の国は一瞬にして消えた。
そうおじさんが言った。
戦争で領地を奪われるような自体になれば、それもまた同じことではあるけど、平穏な朝にいきなりお前は壁の向こう側には行けないとかもう壁はなくなったから新しいルールで生きていけとか想像が追いつかない。
世界は支配できない。
可能性というものは支配できない。
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