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title: Theory of everything.

by : 宮本 万平
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見てなかったわけじゃないけど、最近NHKスペシャルをよく見る。

その中のシリーズの一つ。

神の数式を見た。

はっきり言って物理や数式なんてものはさっぱりわからない。

分かりやすく説明してもらったけどやはりわからない。

とにかく、物理学者の目指すところは全ての事象に対して成立する数式を見つけ出すことであり、その数式は実際に存在するということは揺るぎないことだとされている。

というのだ。

それが見つかりさえすればこの世の全てが物理学上理解できることになる。

これはものすごいことだ。

けどその中でシュワルツ博士が言ったことが心に残った。

「私が生きている間にその答えを見つけ出すことができないかもしれない。それはとても悲しいことだ。けど、もし答えが見つかってしまえばそれもまた悲しいことだろう。」

常に探求者であれ。

もし人間が答えを得て、全ての事象を理解する時代が来たとしたら。

どんな出来事も事前に察知して、なんの不安もない時代が来たとする。

簡単に表現するなら、神となったら、その先に何があるのだろう。

生まれて死ぬまでの運命を全て知ってしまったら、未来をすべて知ってしまったら、、、。

生きていく必要はあるのだろうか?

違うシリーズのNHKスペシャルを見た時、あと30年後には未来予知が可能になるということだ。

そう遠くない未来。

人間が探求し続けることによって、人間にとってより豊かな生活を実現してきた。

けどそのことによって、人間自身が人間の探求する範囲を狭めるということに繋がっていく。

一人の人間がいつか絶対死ぬように人類もいつか滅ぶかもしれない。

それが戦争や災害ではなく、生きることに意味を見出せないことで滅んでいくのではないかと思った。

実際に全世界で自殺する人間は後を絶たない。

未来に希望を抱けないことが大きな原因だと思う。

未来が全てわかってしまった場合もまた同じことような気がしてしまう。

向上心や好奇心、探究心が消えてしまったら、人間にとって生きることは辛いことだけではないのか?

そんな時代に自分が生きていることはないだろうし、思い悩んでも時代は止まらないし、進化は巻き戻すことはできない。

はたまた自分の考え過ぎかもしれない。

けどこういう風に未来を想像したり、不安がったりするのが楽しいような気がする。

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