イスタンブールの夜は思ってたより寒く。酒で暖まった体は役に立たず。持っている服を引っ張りだし、5,6枚重ね着して海辺のベンチに陣取った。
夜のイルミネーションはなかなか豪華で今の日本ではあり得ないだろう。
そして水面に映る豪華なイルミネーションの間に、なんとイルカの影が見えた。
ゆっくりと浮かんだり沈んだり、一度きりの登場ではあったけど、こんな夜に見れると思いもよらず、嬉しかった。
そして眠りについて2時間。寒くて起きる。
もう少し寝ていたかったけど、高圧噴水車の清掃が近づいてきていた。
その場を退散。冷えきった膝が荷物の重みで外れたかと思うほどの違和感を覚える。
その後も清掃車に追い回され、ゆっくりできず、清掃後の水浸しのベンチに
荷物を降ろし、その上に座り朝日を待つ。
5時から辺りはうっすら明るくなり、一時間後、待ちに待った太陽の登場だった。
その太陽は、まさに神だった。太陽が顔を出した瞬間、明らかに温もりを感じる。
神を表す時に使うほとんどの言葉をその太陽に向けて言えると思った。
この感動はやはり野宿があっての感動であり、宿に泊まって朝日を見に出てくるものとは明らかに違う。
最近寂しいから彼女と一緒に旅行がいいなと思い始めていたけど、彼女と野宿はしないだろうと考えると考え直さなければならない。
彼女はいませんが、、、。
そして今グルジアでアゼルバイジャンビザが発給されるのをただ待つ日々が始まった。地下のラブホテルの様な安宿で、、、。
ここは美人が多い。
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