ウクライナにいます。
ここに来た目的は2つ。
一つはウズベキスタンビザを申請。
もう一つはチェルノブイリ旧原子力発電所をこの目で見ること。
ウズベキスタンビザはトルクメニスタンビザを取るため。
これがまためんどーなビザで、トルクメニスタンビザは基本的にはトランジットビザ(通行ビザ)しか取れない。
そしてそのビザを取るには自分のルートだとウズベキスタンビザとアゼルバイジャンのビザを見せないといけない。
なので物価の安いウクライナでウズベキスタンビザをとることにした。
本当はグズグズしてたくはない。
今回の旅はタイムリミットがあるし、いくら安いからといって滞在費はタダではない。
今いる宿はアルコール禁止の宿でかなり安く滞在出来るとはいえ、、、。
チェルノブイリにはツアーで行ってきた。
その前日には博物館へ。
29年も前に起きた原子炉の爆発には勿論まともな事後策は無く、原始的かつ人海戦術による対処をし、そのために多くの人々が亡くなった。
そして今も3000人が放射能に晒されながら働いている。
それの再現が福島で起きた。
人間は何一つ有効な手立てを持たない。
ただただ収まるのを待つ。
人間には途方も無い終わりのないような時間をただ眺めるしかない現状。
チェルノブイリの惨劇を知りつつ、日本には54基もの原発が建った。
絶対安全、安心。
チェルノブイリ原発の設計者もこの言葉を謳っていた。
原子力の力は絶大で、本当に素晴らしい力だ。
しかしリスクもまたでかい。
何一つとして人間は完璧にコントロール出来ない。
自分のことすらまともにコントロール出来ない。
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