写真は牛追い中に撮影。
今回次の場所に移動するにあたって、最後に撮影のため牛追いに参加。
怖くて上の写真が限界。
場所を陣取り、とうとう牛が来たという時になってカメラの電源が入ってないことに気づき出遅れる。
更に怖くてファインダーをのぞいて撮影できない。
並走して撮ろうにも追いつけず、、、。
特に今回は前回と違い覚悟が無かった。せっかくだから撮ってこうという様な甘い考え。
情けない。
こういう経験はなかなか出来ないと思う。
脳裏に死というものが浮かぶ。
これを毎年やってる人達、、、。
過去二回の交通事故は一瞬の出来事でよく覚えていない。
インドに行った時は死の近さを感じた。
エベレストのベースキャンプに行ったときのじわじわ体が追いつめられてる様な実感。
どれとも違う。
あの人ごみから現れる600㌔の黒い巨体と息づかいから来る圧倒的な存在感。
彼らは苛立たしく息を荒げてはいるが、しっかり周りを把握して近づくものを弾き飛ばす。
彼らが現れて自分の近くにくるまで一秒程度だと思う。
一秒というのは意外と長い。冷静なら考えられる事は結構ある。
しかし頭の中にあるのはただ恐怖。
どうすれば生き残れるか。
シャッターは押すもののまともに撮れてなかった。
無様だ。
まだココかと自分の場所を確認できた。
そして町を離れようと思ったが、バスは今日一日満席。
明日まで路上生活は続く。
コメントする