頭が重い。
痛くはない。
昨日はカクテル三杯に、テキーラのショット三杯、ビール一本。
なのにこの頭の鈍い感じ。
昨日、トロントで飲み、お世話になった方バーテンダーの方に教えて頂いて、とあるバーに行ってきた。
NYはうだるような暑さが連日続き、毎日歩き回っている為に疲れがとれていない。
バーに行くという事でヒールを履いてきた相方。
久しぶりのヒールでかなり辛そうだった。
そこでバーを諦め、帰ろうと提案した。
内心、お金に余裕があるわけでもないし、節約できるとも思っていた。
けど相方は辛そうにしながらも、自分の提案を受け入れなかった。
そのバーに到着したのはまだ夜8時すぎ。
小さい入り口にガタイのいいセキュリティの黒人さん。
タイソンの話で盛り上がっているところ、IDを見せて建物の中へ。
二階にあるそのバーは、早い時間にも関わらず、賑わっていた。
テーブルは満席、ちょうど二人分空いていたカウンター席へ。
滑らかで無駄の無いバーテンダーの動き、内装を見回し、カクテルを注文。
感動するほどにうまい。
一口でこだわって完成したものであることを感じてしまう。
実はそのバーには日本人のバーテンダーがいる。
二年前にアメリカでバーテンNo1に輝いた後藤さん。
美味しいカクテルを大切にチビチビ飲んでいるとわざわざ話しかけてきてくれた。
物腰の柔らかさと控えめな態度。
そして仕事終わりに後藤さんの彼女も含め一緒に飲みに行くという事にまでなった。
私服は短パン、Tシャツ、スニーカー。
普段もとても優しい素敵な方だった。
酔っていたせいであんまり何を話したか覚えていない。
日本人は凄い。
SOHOにあるオシャレな店の雑貨なんかを見てると日本から輸入しているものが結構ある。
様々な分野でTOPを目指す日本人。
ここNYにはそんな野心を持った人達が山ほどいる。
何かでTOPを目指す気はない。
けどこだわりを持って生きていきたいし、その中でも突っ張らずに優しく素敵な人間でありたい。
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